ここは「花待館」の別館となっています。非公式で「うみねこのなく頃に」「テイルズオブエクシリア」「ファイナルファンタジー(13・零式)」「刀剣乱舞」の二次創作SSを掲載しています。
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厳しいクエストであった。夜中探索に追われ、辿り着いたボスも難敵だった。その戦闘が思いのほか長引いて、ようやく終わった頃には太陽が姿を現していた。
「何とか……倒したか……」
ふう、とライトニングが息を吐くと、コミュニケーターから泣きそうな、不機嫌そうな声が響いた。
「ライトさん!ウサギは寂しいと生きていけないんですよぉ!」
……つまり、早く帰ってこい、というよりは強制的に連れ戻したいという事である。
暇を持て余した或る男の唯一の楽しみ
ライトニングを強制的に帰還させるプログラムを起動させたあと、ホープ・エストハイムは体育座りをして拗ねていた。
「もう本当にウサミミ着けようかな……ライトさん構ってくれないし」
ライトニングが滅びゆく世界の中で、それでも人々を救おうと奔走しているのは知っている。
もともとホープは至高神ブーニベルゼに選ばれて、ライトニングをサポートする使命を負っている。
だから少しぐらい門限を過ぎても大目に見るべきなのだろうが、ライトニングと1日以上離れているなんてホープの精神が耐えられない。
だから門限についてぐずぐずとうるさく言うのだが、今日という今日は拗ねてやる、と彼は固く決意した。
なかなか門限を守ってくれないライトニングが悪いのだと言いたいところだが、彼女のほうも申し訳ないとは思っているのだろうから、ホープは拗ねて甘えるしかないのである。
今日こそは甘え倒してやる、と彼が決意したとき、ライトニングの帰還を知らせるチャイムが鳴った。
「ホープ、すまない……その、クエストが長引いて」
「ライトさぁん……僕、ウサミミ着けちゃいますよ……?」
すまなそうに帰ってきたライトニングにホープは若干涙声でそう言った。体育座りのまま、ウサミミも準備している。
「僕がこんなにもライトさんを愛しているのに、ライトさんったらちっとも構ってくれないし」
「……戦闘中に口説くのはどうかと思うんだが」
「いつもそのまま帰ってきてくださいって言ってもブーニベルゼ謹製の格好だし」
「お前は私にコスプレさせたいのか。私はコスプレイヤーか」
ライトニングの表情がだんだん呆れたようになっていくのが分かる。まぁ構ってくれないだの何だの言っていれば当たり前ではあるのだが、ホープは涙が溢れそうな目でライトニングを見つめた。
「ライトさん……僕、本気でライトさんを愛しているんですよ?」
だから、と彼女の手をぎゅっと握って口を開く。
「ホープにしますか?エストハイムにしますか?それとも……僕?」
う、とライトニングが言葉につまる。まあ選択肢が一つしかないのだから当然だが。
「風呂に入ってくる。……報告はそれからな」
するっ、とライトニングがホープの横をすり抜けて風呂場に歩いていく。その背に向かって彼は叫んだ。
「待ってくださいライトさん!僕も一緒に入ります!」
ちょぷん、とお湯が波を立てる。その様を見ながら、ライトニングが呆然と呟いた。
「どうしてこうなった」
「言ったでしょ?僕も一緒にお風呂入るって」
「いや、冗談だと……」
ホープの見た目は14歳だが、中身は27歳の青年である。昔も今も下心なんて山のようにあるのだが、ライトニングには信じがたいらしい。一緒に風呂に入る、という言葉を冗談だと捉えるくらいには。
「もう、僕はいつだって本気です。ライトさんといちゃいちゃらぶらぶするためなら何だってやりますよ」
「じゃあ風呂から出ろ。思いっきり抱きついてくるんじゃない」
ライトニングが若干嫌そうに眉をひそめる。が、ホープはそんなことでへこたれる男ではない。
「ダメです。だってライトさん、ライトさんがいない間、僕暇なんです。僕の趣味と実益を兼ねたコスチューム作りもライトさんには好評じゃないみたいだし」
「マニアックな衣装はやめて欲しいんだが……」
ライトニングの困惑をよそに、ホープは彼女の体温を堪能することにした。彼女がいないとき、基本的にホープはナビゲーションをしている。
が、ライトニングと一緒に行動できないのは寂しい。
とても寂しいし、暇なのである。
だからホープはライトニングがいないときはナビゲーションの傍ら彼女の身を守るコスチューム作りに精を出し、いるときは甘えることにしているのだ。
「マニアックじゃなければいいんですか?」
ライトニングに抱きついたまま、肩口にすりすりと頬を寄せれば、やはり外見が14歳の幼気な少年をを邪険にする事ははばかられるらしい。振り払われることはなかった。
「コスプレはやめてくれ……」
「考えておきます。でも、ライトさん」
「なんだ」
「僕、暇を持て余しすぎてライトさんに甘えるしか楽しみを見いだせないんです」
だから、とホープはライトニングの耳に唇を寄せる。
「門限の件も含めて……責任、とってくださいね?」
かぁっと彼女の頬が染まったのはきっとお湯のせいだけではないだろう。
「何とか……倒したか……」
ふう、とライトニングが息を吐くと、コミュニケーターから泣きそうな、不機嫌そうな声が響いた。
「ライトさん!ウサギは寂しいと生きていけないんですよぉ!」
……つまり、早く帰ってこい、というよりは強制的に連れ戻したいという事である。
暇を持て余した或る男の唯一の楽しみ
ライトニングを強制的に帰還させるプログラムを起動させたあと、ホープ・エストハイムは体育座りをして拗ねていた。
「もう本当にウサミミ着けようかな……ライトさん構ってくれないし」
ライトニングが滅びゆく世界の中で、それでも人々を救おうと奔走しているのは知っている。
もともとホープは至高神ブーニベルゼに選ばれて、ライトニングをサポートする使命を負っている。
だから少しぐらい門限を過ぎても大目に見るべきなのだろうが、ライトニングと1日以上離れているなんてホープの精神が耐えられない。
だから門限についてぐずぐずとうるさく言うのだが、今日という今日は拗ねてやる、と彼は固く決意した。
なかなか門限を守ってくれないライトニングが悪いのだと言いたいところだが、彼女のほうも申し訳ないとは思っているのだろうから、ホープは拗ねて甘えるしかないのである。
今日こそは甘え倒してやる、と彼が決意したとき、ライトニングの帰還を知らせるチャイムが鳴った。
「ホープ、すまない……その、クエストが長引いて」
「ライトさぁん……僕、ウサミミ着けちゃいますよ……?」
すまなそうに帰ってきたライトニングにホープは若干涙声でそう言った。体育座りのまま、ウサミミも準備している。
「僕がこんなにもライトさんを愛しているのに、ライトさんったらちっとも構ってくれないし」
「……戦闘中に口説くのはどうかと思うんだが」
「いつもそのまま帰ってきてくださいって言ってもブーニベルゼ謹製の格好だし」
「お前は私にコスプレさせたいのか。私はコスプレイヤーか」
ライトニングの表情がだんだん呆れたようになっていくのが分かる。まぁ構ってくれないだの何だの言っていれば当たり前ではあるのだが、ホープは涙が溢れそうな目でライトニングを見つめた。
「ライトさん……僕、本気でライトさんを愛しているんですよ?」
だから、と彼女の手をぎゅっと握って口を開く。
「ホープにしますか?エストハイムにしますか?それとも……僕?」
う、とライトニングが言葉につまる。まあ選択肢が一つしかないのだから当然だが。
「風呂に入ってくる。……報告はそれからな」
するっ、とライトニングがホープの横をすり抜けて風呂場に歩いていく。その背に向かって彼は叫んだ。
「待ってくださいライトさん!僕も一緒に入ります!」
ちょぷん、とお湯が波を立てる。その様を見ながら、ライトニングが呆然と呟いた。
「どうしてこうなった」
「言ったでしょ?僕も一緒にお風呂入るって」
「いや、冗談だと……」
ホープの見た目は14歳だが、中身は27歳の青年である。昔も今も下心なんて山のようにあるのだが、ライトニングには信じがたいらしい。一緒に風呂に入る、という言葉を冗談だと捉えるくらいには。
「もう、僕はいつだって本気です。ライトさんといちゃいちゃらぶらぶするためなら何だってやりますよ」
「じゃあ風呂から出ろ。思いっきり抱きついてくるんじゃない」
ライトニングが若干嫌そうに眉をひそめる。が、ホープはそんなことでへこたれる男ではない。
「ダメです。だってライトさん、ライトさんがいない間、僕暇なんです。僕の趣味と実益を兼ねたコスチューム作りもライトさんには好評じゃないみたいだし」
「マニアックな衣装はやめて欲しいんだが……」
ライトニングの困惑をよそに、ホープは彼女の体温を堪能することにした。彼女がいないとき、基本的にホープはナビゲーションをしている。
が、ライトニングと一緒に行動できないのは寂しい。
とても寂しいし、暇なのである。
だからホープはライトニングがいないときはナビゲーションの傍ら彼女の身を守るコスチューム作りに精を出し、いるときは甘えることにしているのだ。
「マニアックじゃなければいいんですか?」
ライトニングに抱きついたまま、肩口にすりすりと頬を寄せれば、やはり外見が14歳の幼気な少年をを邪険にする事ははばかられるらしい。振り払われることはなかった。
「コスプレはやめてくれ……」
「考えておきます。でも、ライトさん」
「なんだ」
「僕、暇を持て余しすぎてライトさんに甘えるしか楽しみを見いだせないんです」
だから、とホープはライトニングの耳に唇を寄せる。
「門限の件も含めて……責任、とってくださいね?」
かぁっと彼女の頬が染まったのはきっとお湯のせいだけではないだろう。
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